~内湿が気象病を招く~
①どうして内湿が溜まるのでしょうか
飲食は水分代謝に必要な脾・肺・腎の働きで全身を潤し、尿・便・汗で体外に排泄されています。脾肺腎の働きが弱いと口に入れた量より排泄された量が少なく、徐々に体内に湿として溜まっていきます。つまり、その臓腑の血流が悪いために機能が低下して健康な人と同じ量が排泄できてないのです。
その結果、消化器に余分な水分が溜まると、食欲不振、胃もたれ、吐き気、下痢に悩まされます。頭に溜まると、頭重、頭痛、回転性のめまいを起こしやすく、腎が弱って尿が少なくなると、むくみや倦怠感に繋がるのです。
② どうしてお天気に左右されるのでしょう?
晴天で湿度が低い時は皮膚から水分蒸散されるので内湿が減り、症状も軽くなります。しかし、湿度が高いと皮膚からの蒸散が出来ず、内湿が残ります。この内湿を持った方が、曇りや霧などの外湿に出会うと湿のダブルパンチを受けて頭重や吐き気、倦怠感、めまいなどの症状を引き起こしやすくなるのです。
また、寒い環境に長くいると血管は収縮し血流が低下します。血液は栄養や酸素だけでなく熱も伝えています。血流が低下すると頭痛や臓腑の機能低下に繋がるのです。
③ 改善するにはどうしたらいいですか?
内湿は生理的には余分な水です。飲んだものは五臓六腑を使って排泄しますが、その力は一人一人異なります。五臓六腑の血流が正常な方は排泄に問題ありませんが、血流の弱い方の臓腑や部位では機能低下のために気・血・水の停滞が起こり、取りすぎると溜まって内湿を生むのです。水分は必要に応じ、自分の内臓の力に合わせて飲みましょう。
湿邪を見分けるポイントは舌です。湿邪が溜まると舌は大きく膨らみ、口の幅より大きく厚い、舌の辺りに歯根がある、舌の上の白苔が厚いなどの状態になります。







